積徳

徳を積む

量×質

量×質と表されるとなんとなく納得してしまうけど、「ちょっと待った」という事案が合った。 コンプライアンスで直接言及できないので、学力で例える。

学力=勉強の量×勉強の質 といったとき、これは筋の良い分解なのか。

勉強の量を時間だと考えるとする。 その場合、勉強の質は、時間あたりの学力だ。 でもその質は時間に依存して良くなっていくだろう。 勉強するに連れてどんどん効率上がっていく。 結局、勉強の質も時間に依存するのなら、せっかく分解したのに単純化できていない。そういうところを「なんだかなー」と思ってしまう。

数式で表現できる関数ならば、積の形で表現できる。 $y = \log{x}$ だって、 $y = \frac{\log{x}}{a} \times a$ といった分解ができる。 でもこんな分解をしたところで何かわかりやすくなったかというと微妙だ。

もちろん学力の場合、そんな正確さを求めて記述してはいないだろう。 あくまで、「量も大事だし、質も大事だよね」くらいの主張だ。 ただ意図せずにミスリードになっている場合もある。気をつけたい。